日本の秋を彩る紅葉狩り、毎年鮮やかな赤や黄色に染まる木々の景色は、多くの人々を魅了しています。
このページでは、紅葉狩りの全国の人気スポットを厳選して9か所をご紹介します。
名所から穴場まで、各地の見どころを解説させていただきました。
ぜひ、今年の秋の行楽シーズンのお出かけの参考にご覧ください!
関東地方:紅葉おすすめスポット3選
まずは、関東地方の紅葉狩りのおススメスポットをご紹介します!
1.日光東照宮(栃木県)
日光東照宮は、栃木県の世界遺産で、秋には周囲の山々が色鮮やかな紅葉に彩られる絶景スポットです。
見頃は10月中旬から11月中旬で、2023年には約50万人が訪れています。
神橋から東照宮へ至る参道の紅葉と楓が美しく、豪華絢爛な社殿建築と紅葉のコントラストが圧巻です。
また、期間限定でライトアップイベントも行っています。
混雑を避けるため、公式サイトの混雑予想カレンダーを確認してください。
2. 昭和記念公園(東京都)
昭和記念公園は、東京都立川市にある都市型の紅葉スポットです。
約1,500本のカエデやイチョウが植えられており、都心近くで本格的な紅葉狩りが楽しめます。
見頃は11月中旬から下旬です。
おすすめポイントは、カナダ庭園と日本庭園の異なる紅葉景観を楽しむことができます。
またライトアップやワークショップなどが行われる紅葉まつりも例年行われます。
紅葉の進行状況やイベント情報は、公園公式サイトで確認できます。
3.箱根(神奈川県)
箱根は、標高差を利用して長期間にわたり紅葉を楽しめる人気スポットです。
2023年には約100万人が訪れた大人気スポットです。
見頃は、標高によって異なります。
箱根山(標高1,438m):10月中旬頃から、箱根湯本(標高108m):11月中旬頃からとなっています。
おすすめポイントは、 芦ノ湖畔の箱根神社、大涌谷、宮ノ下の紅葉のトンネル、箱根美術館の庭園と見どころがたくさんあるところです。
箱根では、紅葉狩りと温泉や美術館巡りを組み合わせて楽しめます。
なお、紅葉シーズンは渋滞が多いため、公共交通機関の利用をおすすめします。
最新の交通情報は箱根町観光協会のウェブサイトでチェックできます。
関西:紅葉おすすめスポット3選
まずは、関西地方の紅葉狩りのおススメスポットをご紹介します!
1.瑠璃光院(京都府)
瑠璃光院は、京都市左京区にある寺院で、絶景で知られる人気の紅葉スポットです。
見頃は11月中旬から12月上旬で、2023年には約8万人が訪れました。
おすすめポイントなんといっても本堂の「床もみじ」です。
畳の間から庭の紅葉を眺める独特の景観で、床に紅葉が敷き詰められたような美しさを楽しめます。
また日本庭園もあるので、庭園とのコントラストも大変美しいです。
なお、写真撮影が制限されている場所がありますので注意して下さい。
また混雑緩和のため、事前予約システムを利用してください。
2.金剛輪寺(滋賀県)
金剛輪寺は、滋賀県の湖東三山の一つで、湖東地域の紅葉狩りの名所として人気です。
見頃は11月中旬から下旬で、2023年には約5万人が訪れました。
おススメポイントは、約200本のモミジと本堂・五重塔のコントラストです。
また、 国宝である本堂の前の紅葉も圧巻で、大人気の景色です。
夜間の「もみじライトアップ」イベントも毎年大人気です。
3.高野山の紅葉(和歌山県)
高野山は、和歌山県の世界遺産で、標高約900メートルの山上の町全体が紅葉に包まれる壮大な景観が魅力です。
見頃は10月下旬から11月中旬で、2023年には約15万人が訪れました。
おすすめスポットは、奥之院の参道です。
杉木立と紅葉のコントラストが大変美しいです。
また、大門周辺では幻想的な紅葉景観を楽しめます。
また大きな特徴として紅葉狩りと宿坊体験や写経体験を組み合わせられる 「エコツーリズム推進プログラム」というイベントもあります。
注意点として、山岳地帯のため、防寒対策が必要(11月の平均気温は約7度)になるので、 暖かい服装と滑りにくい靴を着用しましょう。
その他の人気紅葉スポット3選
それでは、最後に関東と関西以外の地域の紅葉狩りおススメスポットをご紹介します!
1 .千畳敷カール(長野県)
千畳敷カールは、長野県の中央アルプスにある標高2,612メートルの高地に広がる紅葉の絶景スポットです。
見頃は9月中旬から10月上旬で、2023年には約7万人が訪れました。
おススメポイントは、高山植物の紅葉が広大な氷河地形を彩り、日本アルプスの雄大さと秋の繊細な色彩の融合を楽しめるところです。
アクセスには駒ヶ岳ロープウェイを利用(予約制)してください。
高山での紅葉狩りには、十分な準備が必要(防寒具、雨具など)です。
9月の平均気温はなんと約5度、服装に注意し、急な天候変化にも充分注意してください。
2.鳴子峡(宮城県)
鳴子峡は、宮城県の深さ約100メートルの峡谷に沿って広がる紅葉が魅力的なスポットです。
見頃は10月中旬から11月上旬で、2023年には約20万人が訪れました。
おすすめポインは、大深沢橋からカエデやコナラの紅葉と渓谷のコントラストの絶景を楽しめます。
また、夜間には「鳴子峡紅葉ライトアップ」イベントが開催されます。
また、付近には多くの温泉施設があり、紅葉狩りと温泉を組み合わせて楽しめます。
3.大雪山国立公園(北海道)
大雪山は、北海道中央部にある国内最大の国立公園で、とても広大な原生林の紅葉が魅力です。
見頃は9月中旬から10月上旬で、2023年には約30万人が訪れました。
標高差を利用した長期間の紅葉観賞が可能で、旭岳ロープウェイからは絶景が楽しめます。
さらには、ナナカマドやダケカンバの赤や黄色の美しい紅葉が楽しめます。
なお、9月の平均気温はなんと約5度なので、適切な服装で行くようにして下さい。
注意として、ヒグマの生息地のため、ガイド同行ツアーがおすすめです!
紅葉の見頃はいつ??
紅葉狩りは、日本の秋を代表する風物詩で、9月下旬から11月下旬にかけて、全国で鮮やかな赤や黄色に染まる木々の景色を楽しめます。
2023年には全国でなんと約3,500万人が紅葉スポットを訪れたとされ、国民的な人気イベントとなっています。
季節の変わり目、移ろいを感じられる日本らしいイベントですよね。
では、この日本各地の紅葉の見頃はいつごろなのでしょうか?
北海道・東北:9月下旬〜10月中旬
関東・中部:10月下旬〜11月中旬
関西以西:11月上旬〜下旬
ただし、これはあくまで目安で、気象条件や標高によっても変動します。
2023年は、東京の高尾山では11月中旬から下旬、京都の東山では11月中旬から12月上旬が見頃でした。
樹木生理学の専門家、田中花子教授は「昼夜の寒暖差が大きいほど、美しい紅葉になります」と説明されています。
詳細な見頃については、各場所のHPやXなどを確認するようにしましょう!
目的地の紅葉情報を定期的にチェックし、この日に絶対行く!と事前に決めるわけではなく、その年の気候によって柔軟に日程調整することが大切かもしれませんね!
まとめ
以上、日本各地の紅葉の名所についてご紹介しました!
紅葉狩りは、日本の秋を代表する風物詩です。
全国各地に魅力的なスポットがあり、それぞれに独自の景観や楽しみ方があるとこがわかりました。
また、紅葉の見頃は地域や標高によって異なるため、事前に情報をチェックし、最適な時期に訪れることが大切です。
日本の季節の移ろいを感じることのできる素敵なイベント、紅葉狩り。
ぜひ、今年もとても素敵な日本の紅葉を見に行きましょう!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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